姫と年下王子たち

涼とひなの間に割り込みたくて、キッチンに向かった。


「ダメ。絢斗、皿割るから」


しかし、あっさり涼に断られてしまった。


「割らねーよっ」


負けじと、涼に対抗する。


「それに、俺ら2人でもう終わるから、テレビでも見てて」


でもやはり、涼のかわし方にはどうしても勝てない。


「ちぇーっ!」


俺はスネて、桔平といっしょにテレビの前のソファーに寝そべった。