姫と年下王子たち

…涼に桔平。


ひなの反応を見ていると、料理ができる男がうらやましくなってきた。


でも男は、一家の大黒柱になる存在!

料理ができなくても、家を守れるだけの力があれば、それでいいんだよっ。


と、心の中で呟く。



「俺の伯父さんがパティシエやって、ひなちゃんに話したことあるやろ?」


…なにーっ!?

桔平とは、そんな話をしたことがあったのか…。