姫と年下王子たち

だから、本当にただの同じバイト先の仲間。


俺のダチと俺の好きな人が仲よくなるのは嬉しいけど、…ちょっと複雑な気持ちだった。


言っとくけどな、涼!

ひなの大好物が卵料理だってこと、俺はお前よりも、ずっとずぅーーーっと前から知ってるんだからなっ。



晩メシを食いながら、自分がパーティーに用意したものの話になった。


「俺は、デザート担当!」


桔平は、冷蔵庫から白い箱を出してきた。