姫と年下王子たち

バイクのエンジン音と向かい風の音が重なって、うまく聞き取れなかった。


けど…。

確かにひなは、「ありがとう」と言った。


俺は嬉しくなって、スピードを上げた。


「…きゃっ!…こわいっ」


ひなが俺の背中にしがみつく。


これを狙って、わざとスピードを上げたことは…ひなにはヒミツ。



無事にひなん家へ帰り、ひなといっしょに遅めの晩メシにすき焼きを食べる。