姫と年下王子たち

悲しい思い出なんて、俺が忘れさせてやる。

楽しい思い出を、嫌って言うほど作ってやる。


「だから、もう泣くなっ」


緊張して、言葉が詰まった…。


今の自分の気持ちを、うまく伝えられたかが不安だった。


でも…。


「…うん」


と、ひなは少し微笑んで頷いた。


その顔がかわいすぎて、俺は我慢できなくなっていた。


ひなのうるうるツヤツヤの唇が、俺の目に映る。