姫と年下王子たち

ひなの返事も聞かないまま、俺はそのピアスを川へ放り投げた。


一瞬のことで、呆気に取られるひな。


…これで、いいんだ。


「なにするのよ、絢斗…!!せっかく…、せっかくコウタからもらったプレゼントだったのにっ…!!」


状況を把握したひなは、俺を怒鳴ってきた。


…こんなに怒ったひなは初めてだ。


ひなはピアスを探しに行くのか、俺の隣を立ち上がった。