姫と年下王子たち

キョトンとするひな。


今さら、そんな質問する?


「俺をだれだと思ってんだよっ」


俺は、ずっとひなのことを見てきた。


「俺は、ひなの幼なじみだぞ?」

「…ふふ、なにそれ。答えになってないよ…」

「なってるよ。小せぇ頃からいっしょなんだから、ひなが行きそうな場所くらいわかるって」


俺は笑ってみせたが、実際は少し悲しかった。


“俺は、ひなの幼なじみだぞ?”