体を起こすと、もう1つのソファーには長谷川くんが眠っていた。


カーペットには、絢斗と桔平くんが雑魚寝状態。


テーブルの上は、空き缶やワインの空きビンなどが散乱していた。


…あたし、いつの間にか寝ちゃったんだ。



時計を見ると、まだ朝の7時前。


みんなを起こさないように、あたしは静かに後片付けを始めた。


カーテンの隙間から、太陽の光が差し込んでいる。