姫と年下王子たち

と思っていると、長谷川くんがお菓子を袋から出し始めた。


「そろそろ始めるぞー」

「待ってました♪」


長谷川くんの呼びかけに、絢斗と桔平くんは体を起こす。


「始めるって、なにを?」


首を傾げるあたしをよそに、3人はお菓子の袋を開け始める。


「スナック菓子に、チョコか…」

「あー!俺、このお菓子好きやねんっ♪」

「量はあるけど、肝心なものがないなぁ」