姫と年下王子たち

「うまいけど、俺には甘すぎる」


長谷川くんはケーキといっしょに、ブラックコーヒーを飲んでいた。


長谷川くんとブラックコーヒー。

なんか似合うな。



晩ご飯も終わり、あたしたちは後片付けを始める。


長谷川くんが素早くお皿を洗い、あたしがそれを拭く。


「俺にも手伝わせてー!」


絢斗がキッチンにやってきた。


「ダメ。絢斗、皿割るから」