姫と年下王子たち

「このチューハイ、うめぇ~♪」

「桔平、チューハイなんてガキなんだよっ。男はビールだろ!」

「だって、ビール苦いもん」

「だから、ガキなんだよ~」


そんな桔平くんと絢斗の横で、長谷川くんは静かに赤ワインを飲んでいた。


あたしはお酒を飲んだことがないから、1人でお茶を啜る。


「…お酒飲む機会なんてある?」

「俺はあるー!」

「絢斗は知ってるっ」