姫と年下王子たち

あたしはすぐに、その人が桜乃高校の生徒だとわかった。


…なぜなら、翼と同じ制服を着ていたから。



「“ほな、気ぃつけやぁ”って、…関西弁?」


聞き慣れない関西弁を呟き、なぜ飴玉を渡されたのかわからず、あたしは首を傾げた。



それから、数十分後。

ようやく、由香里との待ち合わせ場所に着いた。


「…ごめん、お待たせっ!」


あたしは走って、由香里のもとへ向かう。