一気に話してしまったが、恐る恐る黒崎さんの顔を見るとどうやら深刻な状況だと分かってもらえたみたいだ。その顔からは嫌悪感を感じることはなく、ほっと一息つく。 「……頼れる奴はいないのか?」 低い黒崎さんの言葉に首を振って茉莉を見る。 最近食事や睡眠さえまともに取っていないのに、そんな茉莉が利き手が使えない状況で改善していくとは思えない。 きっと更に茉莉の体調は悪化していくのだろう。そう分かっているのにどうにもできない自分がもどかしかった。