とある悪女の物語。








私は今どうすればいい?






黒崎さんに捨てないでと縋ればいい?あの女をユリみたいにイジメて追い詰めればいい?





何もわからない。考えても考えても、黒崎さんへの思いが募るだけで何も分からない。





そんなことを考えながらフラフラと歩いていると、何か悲鳴のようなものが聞こえた。




……何?




その声はすぐその角を曲がったところから聞こえた。




特に何も考えず、騒がしい場所へを足を進める。




ほんの気まぐれと好奇心で動いたに過ぎないけど…。





「っいい加減黒崎さんから離れなさいよ!!!」





私が見た光景は、予想通りではあったけどそれを超えるモノだった




「……え?」





ユリを筆頭にしたファンクラブメンバーと。





あの女。





と、ユリの手には小型のナイフ。