シャーっとカーテンを開ける。
「だいたいねぇ…って、え!?」
勢いよく私の方を向いたのは小柄な女で、その横にいたのは私の担任だった。
「……あの」
女は特にこれといった特徴もなく、目立つわけでも地味なわけでもない普通の女だった。
なんて声を掛ければいいか分からずに担任に目配せをすると担任は呆れたように笑った。
「滝川、お前何日寝てないんだ?」
そもそも何で担任がこんなところにいるんだろう、なんて思いつつも問いには首を傾げて誤魔化した。
チラリと女を見るとただジーッと私を見ていて。
目が合ってしまい逸らせないでいると、満面の笑みを浮かべた女は担任を突然バシバシと叩き始めた。
「待って!この子めちゃくちゃ可愛い!!お人形さんみたい!!!なに可愛い!!!!」
「如月とは違ってな」
……え?
待って。
如月って。
待って。


