「塩崎の口元なんでそんなに赤いのッ!?」



「あっ本当!真っ赤だよ!」



「よく見て、これ優樹の手形なの」



「優樹が叩いたのー!?」



「コイツが余計なこと言うから」



「何言ったの?」



「え?言っちゃっていいの?」



ふざける悟を横目で思いっきり睨む



「秘密」



ゆめを見上げて俺は意味ありげな笑みを浮かべてそう言った