お姫様と王子様【番外編】

ああ、先輩と話さなくちゃ



“話さなくちゃ”って先輩のこと嫌いみたいじゃん



違うんだよ断じて違う



フウッと大きく深呼吸をしてイスから立ち上がった



その音で気がついたのか先輩は手を止めて私を見た



「まだ残ってたんだ」



「先輩こそ。いつも最後まで残ってるんですか?」



「うん、鍵閉めとかこのプリント埋めなきゃだし」



指さされたところを覗き込むと委員会を開く度に書かないといけないっぽい報告書だった