唇に残ってる自分のだけじゃない温度を感じながら横にいる人を見た



「・・・何?花火見なくていいの?」



そっけないけど絶対先輩も照れてる



ニヤリと口角が上がり



「もうっ、花火に集中できなくしたの先輩ですよ」



すり寄って先輩の肩に頭を乗せて花火を眺めた



さりげなく先輩も頭を乗せてきたことは密かに心の中で喜んだ