昼休み、館山君が教室を出て行くのを見計らい、わたしは彼の後を追った。
「昨日のこと、いろいろと迷惑をかけてごめんね。ありがとう」
「無事に付き合えたみたいでよかったよ」
「そうだね。きっと何もなかったら言い出せなかったままだと思う。奈月と何か話をしたの?」
「いろいろとね」
「でも、奈月も館山君にあんな嘘つかせるなんてね。本当、ごめんね」
わたしの言葉に館山君は意外そうな顔をした。
「嘘だと思う?」
「だってプレゼントだって」
彼は苦笑いを浮かべていた。
「妹さんに無理に嘘をつかされたわけじゃないから。彼と仲良くね」
わたしは館山君の言葉に頷いた。



