わたしは年下の幼馴染に振り回されています

「否定はしないけど」

「拓馬君を泣かせないようにね」

 そこはふつう逆だと思うが、今までの年月を思えばそう言い放った親友の気持ちは分からなくもなかった。

「頑張ります」

 わたしは苦笑いを浮かべて、そう答えた。

「里実たちが館山君に頼んだの?」

「何が?」

「プレゼントのこと」

「何かもらったの?」

 二人は不思議そうに首を傾げた。

 ということは奈月と館山君の二人の独断だったのだろうか。


「ちょっとね」

 わたしは告白のことは言い出せずにあいまいにごまかした。

二人もそれ以上は興味がなかったのか、拓馬への話題に移っていった。