わたしは携帯を確認すると、短くため息を吐いた。奈月から届いたメールだ。
今日はわたしの誕生日。といっても誕生日の祝いは後日行うことにはなっている。
里実たちからおめでとうという言葉とプレゼントはもらっていた。
わたしと拓馬の関係は以前と全く変わらない。心の中ですっきりしない気持ちはあっても、それを言葉にはしなかった。
今日は奈月が拓馬とわたしと三人で一緒に帰ろうと言い出したのだが、何か急用が入ったらしく待っていてほしいと言われ待っていたのだ。
その用事がもう少しで終わりそうらしく、その報告メールが届いたのだ。
もう教室には誰もいなかった。
わたしは鞄を手に教室を出ようとした。
そのとき、扉が開き、館山君が入ってきた。
「忘れ物?」
わたしの問いかけに彼は首を縦に振った。
彼は自分の机まで行くと、英語のノートを取りだした。
「誰かと待ち合わせ?」
「妹と拓馬」
「そっか。君たちは本当に仲がいいね」
館山君はくすりと笑う。
仲が悪くはない。だが、複雑な気持ちは隠せなかった。
今日はわたしの誕生日。といっても誕生日の祝いは後日行うことにはなっている。
里実たちからおめでとうという言葉とプレゼントはもらっていた。
わたしと拓馬の関係は以前と全く変わらない。心の中ですっきりしない気持ちはあっても、それを言葉にはしなかった。
今日は奈月が拓馬とわたしと三人で一緒に帰ろうと言い出したのだが、何か急用が入ったらしく待っていてほしいと言われ待っていたのだ。
その用事がもう少しで終わりそうらしく、その報告メールが届いたのだ。
もう教室には誰もいなかった。
わたしは鞄を手に教室を出ようとした。
そのとき、扉が開き、館山君が入ってきた。
「忘れ物?」
わたしの問いかけに彼は首を縦に振った。
彼は自分の机まで行くと、英語のノートを取りだした。
「誰かと待ち合わせ?」
「妹と拓馬」
「そっか。君たちは本当に仲がいいね」
館山君はくすりと笑う。
仲が悪くはない。だが、複雑な気持ちは隠せなかった。



