わたしは年下の幼馴染に振り回されています

 わたしの言葉に彼女は耳に髪の毛をかけた。そして、二度瞬きをした。

「お風呂に入ってきたら? 千江美は和室にいるから」

「ありがとう」

 何かあったのかと察した彼女は顔を合わせないように気遣ってくれたのだろう。彼女の言葉に甘え、お風呂に入ることになった。

 浴室を出ると火照る体をタオルでふく。部屋の扉を開けたとき、扉が開いているのに気づき、そこから中をのぞくと、千江美の姿を発見した。

 彼女は一瞬顔を仰け反らせる。

「別にわたしは」

「ご自由に。でも、あまり面白いものは何もないと思うよ」

 彼女は頬を膨らませ、わたしをにらむ。

「おこればいいじゃないですか? プライバシーの侵害だとか言って」

「別にみられて困るようなものって何もないんだよね。散らかしたら片づけてほしいけど」

 ドアを閉めるとベッドに座る。

 彼女はわたしを怪訝そうな目で見る。