ボタンを押すとすぐに扉が開く。
彼女が押した六階への到着を待ち、扉の外に出る。彼女はそのフロアの一番奥の部屋の前で足を止める。
彼女はわたしに何も声をかけずに玄関のチャイムを押した。少し時間が経過して、物音が扉の向こうから聞こえる。
ドアをあけた拓馬の視線が一度奈月を見て何かを言いかけたが、その背後にいるわたしを見て顔が赤く染まっていた。
「美月?」
「中に入るよ」
拓馬は遠目に見ている奈月に促されるようにして、その場から退いた。
玄関を入ってすぐにある部屋でわたしと拓馬は椅子に座っていた。そして、奈月の入れてくれた紅茶を無言で飲んでいるという意味の分からない状況になっていた。
「熱あるなら部屋で寝ておけば?」
奈月はあっという間に紅茶を飲み干し、からのコップをテーブルの上に置く。
「いいよ。大丈夫だから」
奈月はそんな拓馬の額に手を伸ばし、眉をひそめた。
「これで熱がないわけがないと思うけど。お姉ちゃんを置いていくから、看病してもらえばいいよ」
彼女が押した六階への到着を待ち、扉の外に出る。彼女はそのフロアの一番奥の部屋の前で足を止める。
彼女はわたしに何も声をかけずに玄関のチャイムを押した。少し時間が経過して、物音が扉の向こうから聞こえる。
ドアをあけた拓馬の視線が一度奈月を見て何かを言いかけたが、その背後にいるわたしを見て顔が赤く染まっていた。
「美月?」
「中に入るよ」
拓馬は遠目に見ている奈月に促されるようにして、その場から退いた。
玄関を入ってすぐにある部屋でわたしと拓馬は椅子に座っていた。そして、奈月の入れてくれた紅茶を無言で飲んでいるという意味の分からない状況になっていた。
「熱あるなら部屋で寝ておけば?」
奈月はあっという間に紅茶を飲み干し、からのコップをテーブルの上に置く。
「いいよ。大丈夫だから」
奈月はそんな拓馬の額に手を伸ばし、眉をひそめた。
「これで熱がないわけがないと思うけど。お姉ちゃんを置いていくから、看病してもらえばいいよ」



