携帯を見ると、ため息を吐いた。
靴を脱ぎ、部屋に戻ろうとしたとき、リビングの電気が消えて、奈月が出てきた。彼女は部屋に戻っていないのか鞄を手にしている。
「今日、拓馬は学校休みだったんだってね」
「聞いたの?」
「メールが来たし、さっき会ってきた」
「さっきって、今日?」
彼女はそれだけを言い残し、部屋に行こうとした。だが、彼女の足がぴたりと止まる。さわやかな笑顔でわたしを見る。
「気になる?」
「だって熱があるんだよね。拓馬だって無理させられないよ」
「だから買い物とかいろいろしてあげたの。お姉ちゃんには悪くて頼めないんだって。で、今日買えなかったものもあるから明日も行かないといけなくなったの」
二人は仲がいいし、奈月はしっかりしている。拓馬が高校三年のわたしではなく、中学二年の奈月を頼りにしたことにショックを受けていたのだ。
「わざわざ行くの?」
靴を脱ぎ、部屋に戻ろうとしたとき、リビングの電気が消えて、奈月が出てきた。彼女は部屋に戻っていないのか鞄を手にしている。
「今日、拓馬は学校休みだったんだってね」
「聞いたの?」
「メールが来たし、さっき会ってきた」
「さっきって、今日?」
彼女はそれだけを言い残し、部屋に行こうとした。だが、彼女の足がぴたりと止まる。さわやかな笑顔でわたしを見る。
「気になる?」
「だって熱があるんだよね。拓馬だって無理させられないよ」
「だから買い物とかいろいろしてあげたの。お姉ちゃんには悪くて頼めないんだって。で、今日買えなかったものもあるから明日も行かないといけなくなったの」
二人は仲がいいし、奈月はしっかりしている。拓馬が高校三年のわたしではなく、中学二年の奈月を頼りにしたことにショックを受けていたのだ。
「わざわざ行くの?」



