わたしは年下の幼馴染に振り回されています

 彼女は息を吐く。

「いつもわたしを気にしてきて。この高校を受けるようにと説得してきたのも英明だった。遠縁の親せきなんて他人みたいなものなのに」

「それでも心配なんだよ。きっとね」

 わたしは二人の関係を想像して思わず微笑んでいた。

 わたしもお弁当を食べることにした。食べ終わると教室に戻ることになった。

 教室に戻り、佳代たちに本田さんと一緒に昼食をとったという話をしていると、拓馬からメールが届いた。

 それは一緒に帰ろうという誘いのメールだった。



 放課後、拓馬と待ち合わせをしている昇降口まで行く。まだ拓馬は着ていないようだ。

 わたしが拓馬を待っていると、背後から声をかけられた。

「坂木先輩」

 振り返ると見たことのない男子生徒が立っていた。

「少しお話があるんですが、いいですか?」

「すぐに終わるなら」

 奈月のことだろうか。きれいな妹を持つと、そのわたしにあれこれと聞いてきたりする人も少なくない。その上、もうすぐ彼女の誕生日だ。