階段をのぼってくる男子生徒の姿が見えた。
先ほど響いていた足音の正体だろう。だが、彼自身を気にとめることはなかった。
ただ、階段を降りるために、無意識に階段に足をのせたときだった。
靴底がうまく階段に乗らずに、靴底が擦れる感触が伝わってきた。
次の瞬間、私の周りの世界が歪む。
「へ?」
ただ、今の自分の状況を理解できなかったことからか、自分でもマヌケと思えるような声を出していた。
その直後、お尻に強い痛みを感じた。
体はそのまま落下すると思ったが、二段ほどくだったところで尻餅をついていた。そして、体の動きが止まった。
「全く」
愚痴のようなぼやきのようなうめき声を出す。
何をやっているんだろう。考え事をしていて階段でこけたなんて誰にも言えない。
だが、思い出したのが階段をあがってきた男の子の存在だった。
彼が通り過ぎた気配もないということは急に身を翻していない限り、この無様な状況を見られてしまったということになる。
混乱している思考を必死に抑えようとしたとき、私の視界に大きなごつごつとした手が差し出された。
先ほど響いていた足音の正体だろう。だが、彼自身を気にとめることはなかった。
ただ、階段を降りるために、無意識に階段に足をのせたときだった。
靴底がうまく階段に乗らずに、靴底が擦れる感触が伝わってきた。
次の瞬間、私の周りの世界が歪む。
「へ?」
ただ、今の自分の状況を理解できなかったことからか、自分でもマヌケと思えるような声を出していた。
その直後、お尻に強い痛みを感じた。
体はそのまま落下すると思ったが、二段ほどくだったところで尻餅をついていた。そして、体の動きが止まった。
「全く」
愚痴のようなぼやきのようなうめき声を出す。
何をやっているんだろう。考え事をしていて階段でこけたなんて誰にも言えない。
だが、思い出したのが階段をあがってきた男の子の存在だった。
彼が通り過ぎた気配もないということは急に身を翻していない限り、この無様な状況を見られてしまったということになる。
混乱している思考を必死に抑えようとしたとき、私の視界に大きなごつごつとした手が差し出された。



