わたしは年下の幼馴染に振り回されています

「出してくるよ」

「体調は大丈夫なの?」

「うん、平気」

 朝、遅刻したのは少し体調があまりよくなかったからだ。


受験勉強をしていたので、少し最近寝不足だったからだろう。


その証拠のように、補習の分と一時間目の分はばっちり睡眠をとったので、今は普通に元気だった。

 私は里実達にもう一度声をかけると教室を出た。

 廊下に出ると、教室内のざわつきが嘘のように静かになる。

人気もほとんどなかった。それは昼休みの残り時間は二十分以上あるからだろう。

学食に行った人は学食で食べているだろうし、買いに行った人は教室に戻ってきて食べている時間。

昼休みの中で一番人の姿を見かけなくなる時間帯なのかもしれない。


 一階と半分をくだり、階段の途中にある踊り場まできたとき、なんとなく足を止める。下から人の足音が聞こえてきたが、気に留めることなく聞き流していた。

 私はさっきの里実の話の影響か、ある少年のことを思い出していた。