「……真妃」

「んー?」


頭の中で郁くんの心を掴むイメトレをしてると、現実の郁くんが私を呼んだ


「明後日ならいいよ」

「ん?」


なんの話?


「だから…デート」

「デ……?ぇ…えっ?!!」


え?何これ?
イメトレと言う名の妄想が見せてる幻覚?幻聴?


「い、いいの?!本当に?!デート?!」

「どっか行きたいんだろ?」

「うん!!郁くんとお出掛けしたい!」


嬉しくてテンションが上がる
上がったついでに、郁くんにぎゅっと抱きつく


「郁くん大好き!!」

「暑いからくっ付くな…」


っと言いながらも、無理矢理剥がそうとはしない郁くん

今日も郁くんは私の心をガシッと鷲掴みです