「郁くん!見て見て、新商品!イチゴバナナサイダー!!」


得意げに真妃が見せてきた妙なジュース
イチゴに…バナナ…しかも、サイダー?
うまいのか?それ…?

いやいや、それより気になる事が一つあった


「真妃…」

「ん?…ひゃっ?!」


俺は真妃の首筋に顔を近づける
そして、確信する


「おまえ…男に抱き締められた?」

「!!!」


真妃が動揺した
間違いない
この短時間で真妃は男に絡まれたらしい

真妃から微かに男の匂いがした
顔を近付けたら、確実に匂った


なんだか少しムッとした