「完璧よ!藤野くん!!」
試しに、ピアノを弾かされた郁くんにサキちゃんは絶賛した
練習してなかった分、田中くんの演奏よりは劣るけど問題は無さそうだった
「ピアノ、お願いできる?」
「…仕方がないしね」
渋々、郁くんが引き受けてくれた
これで合唱祭はなんとかなりそうだ
「郁くん、ありがとう!」
郁くんに近づきお礼を言う
私が推薦してしまった様なものだしね
「お礼を言われるような事してないよ。大体、久々に弾いたから全然ーーーっ?!」
郁くんの言葉が途中で切れた
郁くんの背後から素晴らしいタックルが決まった為だ
「藤野ー!!俺が負傷したばっかりに!!ごめんよ!でも、ありがとう!!俺、サキの次に藤野好きだ!」
「やめて、キモチワルイ」
引っ付く田中くんを郁くんが引き離そうとしている
…いいなぁ、私も郁くんに抱き着きたい


