そんな田中くんとのやり取りがあった放課後
事件は起こった
「…本当にごめんなさい」
そう言って、クラスメイトに頭を下げるのは…田中くん
そんな田中くんの指には痛々しい包帯が巻かれていた
「…私も不注意だった…ごめんなさい」
次に頭を下げたのはサキちゃん
こちらは無傷
「まぁ…起こってしまったものは仕方がないし、サキも田中も何も悪くないし」
「あれは、どーしようもないよー」
「むしろ、田中くんの指ぐらいで済んで良かったよ」
そんな2人に寛大な言葉を掛けるクラスメイト達
一体何があったのか…
それは午後の体育の時間に起こった
校庭で体力テストをしていた私達
晴れてはいるが、風が強かった…
それが、不運を招いた


