マスク男子


「…断るの?」


ラブレターをチラ見して郁くんに問う


「それ以外の選択肢ないでしょ」


そう言いながら、郁くんは私の頭を撫でる
そして、私の目を見て言った


「俺は真妃で手一杯。他の子に目移りしてる暇なんてない」

「ん?」


どーゆうこと?
私が首を傾げるとそれを聞いていたサキちゃんが笑う


「直訳すると…"真妃ちゃんが好き過ぎて他の子なんか目に入らない"…でしょ?藤野くん、ベタ惚れだね」

「佐々木さんに通じてもなぁ…」


苦笑いの郁くん
楽しそうなサキちゃん
真っ赤な私

サキちゃんの直訳を否定しない郁くん
私は顔から火が出そうな位真っ赤です