「これは…隣のクラスの子からかな?」
郁くんが手紙をひっくり返して呟いた
え?隣のクラスの子?
「サキちゃんからじゃ…ないの?」
サキちゃんを見ると、サキちゃんは深いため息を吐いた
「当たり前でしょ。私は真妃ちゃんの大好きな藤野くん取ったりしないよ」
だ、"大好きな"って…
いや、大好きだけど…
言われると照れる
「で?藤野くん…ソレどーするの?」
サキちゃんのこの言葉で思い出す
そうだ!郁くんはラブレターを貰ったんだ!
「い、郁くん?」
「なんて顔してんの?別にどーもしないよ」
郁くんが小さく笑う
私…そんな変な顔してた?


