「素敵なお店だね」

「叔父さんのお店なんだ、でもデザインしたのは叔母さんなんだ。叔母さんデザイナーだから」

「へぇ、凄いねー」


確かに凄く敷居の高いお店だ
お洒落だし、落ち着いてるし

でも…なんか…堅苦しい…

そんな事を思っていると、前菜が出てきた


「あ、テーブルマナーとか気にしなくていいからね?」


っと、明堂くんは気を使ってくれるけど…


「ううん、大丈夫。一通り習ってるから出来るよ」


こーゆうお店で、コース料理を出されると条件反射のように体が動く

小さい頃から、お父さんの会社の食事会に連れて行かれてたからね


「……なんか、手馴れてるね?」

「うん、小さい頃からやってるから」

「そ、そうなんだ」

「…?」


ん?
明堂くんに若干引かれたような?

私、返答間違えた?