とりあえず、ご立腹の佐々木さんを落ち着かせ話を進める
「あのね、俺だって心配してるよ。だから、いつでも行けるようにココで待機してるんだし」
今回のデートプランの中心となるのは、ここから数十メートル離れた自然公園
広い敷地には四季折々の草花が咲き、スワンボートが乗れる池もある
デートには最適の場所だ
そして、王子らしい選択だと思う
「今日のプランは、10時に待ち合わせて、12時位まで近くの商店街を散策。その後、12時からオシャレなレストランで昼食。そして、そこの自然公園でゆったりデート…らしいよ?」
俺はスマホのメモを見ながら言うと、佐々木さんも田中もポカンとしていた
「ここの近くのオシャレなレストランって…まさか、"自然堂"?あそこ…高級レストランじゃ…」
「王子のデートプラン…すげー…」
佐々木さんはお店にビックリ
田中はプランにビックリ
二人ともいい反応だね


