マスク男子


「ほら、あそこだ。行け」


目的地目の前で、真妃を促す
しかし、真妃は動こうとしない


「ねぇ、郁くん…もし、このデートをきっかけに私が明堂くんに惹かれたらどーする?」


何それ…
惹かれそうなの?


「真妃が本当に惹かれたなら仕方がない」

「じゃぁ…もし、明堂くんからのアプローチが止んだら……別れるの?」


このデートに真妃が満足出来なければ、明堂からのアプローチは無くなる

すると、俺と真妃が付き合ってる理由が無くなる

っと、真妃は思ってるらしい


「真妃が別れたいなら別れるけど…そうじゃないなら、別れる理由無いでしょ」

「!!」


真妃は、目を大きく見開き驚いてる様子
そんな真妃を無視して後ろを指差す


「ほら、待ち合わせ場所に明堂来たよ」

「え、あ…う、うん」


返事をするが不安そうだった


「困ったら連絡しろ。行くから」

「!…うん!!」


そう言って、真妃は待ち合わせ場所に歩き出した