マスク男子


真妃が言ったグニャグニャのオブジェは、市創立記念のオブジェ

真妃が目指す待ち合わせ場所とは、90度程方角が違う

そんなオブジェの前に真紀は居た


「あ!郁くん!」

「地図アプリは?」

「ちゃんと見たよ?でも、辿り着けなくて…」


まぁ…そんな気はしてた
ショッピングモールの地図さえまともに見れないのに、町の地図なんて真妃には無理だ


「ほら、行くよ。待ち合わせ場所に遅れるよ?」

「え?連れてってくれるの?」

「なんの為に俺がココに来たと思ってるの?」

「えっと…散歩?」

「…放置してくぞ?」

「あぁぁ!ごめんなさい、ごめんなさい!」


俺の言葉に慌てた真妃は、先行く俺を追いかけて来た