目の前の男の人は誰?
何で裸なの?
今から僕はどうなるの?

助けて、誰か助けて…!

「うっ、ぁあ……」

なにがイイコトでなにがワルイコト?
分からない。

ただ分かるのは、

「僕はこうしなきゃ生きていけない。」

肌を重ねて、毎日変わる誰かの温もりを感じて、お金を貰う。

僕は生きるためにこういう事をしているんだ。
仕方がなかったんだ…!

『本当に?』

え…?

『あのまま耐えていればこんな思いしなくてすんだんじゃないの?』

違う!
僕は…

『それに、■■■■■とも離れ離れになって、きっと■■■■■も寂しがってたはずなのに。』

違う違う違う!!
あのとき逃げなかったら僕は殺されてた!

『でも、いつも謝ってくれたじゃないか。
いい子にできない僕が悪いのに、■■■■■は謝ってくれた。

それなのに、お前は■■■■■を裏切った。』

違う!!!!


『お前なんて誰も必要としてないんだよ』