待ち合わせ場所に着くと、直ぐにミーちゃんを見つけた。


モデルなだけあってやっぱ目立つ。



「ごめん! お待たせ!!」

「全然待ってないよ! 急にごめんね」

「全然大丈夫! 暇してたから嬉しかった」



合流して、ミーちゃんオススメのカフェに向かった。


途中途中で女の子たちから声を掛けられるミーちゃん。


凄いな。


みんなに笑顔で応えてる。



「こんなとこにカフェあるの?」

「なさそうでしょ? でもあるんだよね〜これが」



普段は来ないような雑居ビル。


カフェがある様には見えない。



「着いたよ〜」



え!?


ここ!?


ドアはあるけど看板もないし、何も書かれてない。



「いらっしゃいませ〜」



ミーちゃんがドアを開けると、腰にエプロンを巻いた男性が出迎えてくれた。


外観からは想像できないくらい、中はアンティーク調の可愛い造りになっていた。


そこそこ混んでて、いる人たちはみんなお洒落な雰囲気だ。


ソファー席に案内された。