「俺……」



3人の視線が痛い…(汗)



「俺―……あの…」




なんで?
どうして断れないんだ?


親と兄弟達と離れるのに―…



「愁斗…無理しなくていいよ…」


母さん……。



「恭弥と住みたいんでしょ?」



さっきと同じ優しい苦笑い…



「本当の父親だし…

憧れの人だし…」




そう………
きっと悩んでる理由は―…

恭弥さんが俺の本当の父親だから……一緒に住みたいって思ってる…


それにずっと憧れてた人だから…


明るさと―…
かっこよさと―…
優しさと―…

爽やかな笑顔に憧れてた…


父さんと真逆な人だから…
あんな人になりてぇーって思ってた…

もっと知りたいって思った…


だから……
一緒に住んでもいいかもって思ったのかもしれない…


でも…憧れだけで本当の家族になれるのか?