イカレポンチ




1時間弱、電車にのって。

目的の駅まで着いた。


まだ一緒に住んでいないときに
待ち合わせしていた駅前の噴水。


キャリーバックをガラガラ鳴らして
そこへ行くと

少し痩せたユウがいた。



「・・・ユウっ」

「リン!久々!お前、痩せたっしょ」

「ユウも痩せたじゃん」

「当たり前。飯、作れねーもん」


いつも、リンが作る料理に

ユウが味付けしてくれていた。


そうか。いま、ユウは1人なんだ。



・・・多分。


ダイの言ってた、女癖復活って言葉。

気になったけど
いまのリンに聞く権利はない。



「食べなきゃダメだよ」



適当に、ユウにはバレてしまう心境を

必死になって隠した。