「俺、気付いてた..瑠奈と別れた後も竜がずっと瑠奈を好きだったこと..でも、俺もどうしようもねぇくらい瑠奈が好きだった」


裕也の頬を涙が伝う


「..お前等は二人共、同じ気持ちで瑠奈のこと好きだったんだよ。何も悪くねぇ。ただ、だいじなもん見失っちゃいけねぇよ..」


智也は、切な気な顔で煙を空へとはいた







「竜、裕也..」


瑠奈は、二人の間に立った


「..ごめん。謝って済むことじゃないけど、本当にごめんね..」


瑠奈は深く頭を下げた



自分のしてきたことが、こんなにも人を苦しめるなんて..



二人は、こんな瑠奈を本気で好きでいてくれた



だから、瑠奈も二人に本気で答えたい



友達に戻れるように..