「ったく、なんなんだあいつは〜..」


瑠奈は溜め息をつきながら、綾に視線を移す


綾の顔は変わらず真っ赤


「綾、どうしたの?」


「りゅ、竜くん..」


綾は小さい声でそう呟く


「竜?..え?もしかして綾..」


そこまで言って、瑠奈はニヤリと笑った


「あ!いや、瑠奈の元彼だってわかってるし、瑠奈に敵うわけないし、全然あれなんだけどね!..」


綾は一気に喋り尽くすと、机に塞ぎこんだ


綾が竜を好きだなんて意外だ..


でもなんだか応援したくなる