「..俺、お前のこと好きだわ」





智也は小さな声で、でもはっきりとそう言った



「え?」



「..好きなんだよ」



「え?誰を?」



「瑠奈を」



「誰が?」



「俺が」



え..?




もしかして、告られてる?





突然の告白に瑠奈の頭はパニック状態





「あ゙ーもう!だから、俺はお前が好きなんだっつーの!」





しびれを切らした智也の大きな声が頭に響く



「..なんか言ってくんない?恥ずいんだけど..」



電話越しにもわかる、智也の赤くなった顔



「..瑠奈も」



そしてきっと、智也以上に赤い瑠奈の顔





「瑠奈も智也が好き」