「なんで諦めるの?」
瑠奈の質問に静は眉間にしわをよせて考える
「かなわない..っていうのもあるよ?でも、瑠奈のほうが自分より大切だからかな」
そう言って照れたような笑みを浮かべた
自分より大切だから―
瑠奈は、静より自分のが大切なのかな..
いくら考えても答えはでない
「..待っててって言われたんだから、信じて待たないと」
「うん..そうだよね」
静は瑠奈の髪をいじりながら、優しく微笑む
待ってる間は不安だけが募ってしまう
もう少し待ってて―
あんなに嬉しかった言葉が、今は胸を締め付ける
強く携帯を握り締めた
深夜もまわると、二人とも口数が減ってウトウトとしはじめる
♪〜
静の携帯が鳴って、コタツの中でモゾモゾと動く
携帯の光が眩しい
しばらく黙ってた後に、険しい表情で瑠奈を見た
「瑠奈..」
泣きそうにもみえるその表情
何かあったんだ..
瑠奈も起きあがり、静を見る
「こんな時にごめんね..言わないでって言われたんだけど..」
静が瑠奈の手をギュッと握った
