君を想う【実話】



「ねぇ、こういう状況になったなら話さなきゃいけないことがある」


瑠奈は拓磨と向かいあい、ゆっくりと口を開いた



「この子は瑠奈にとって、二人目の子なの」



その言葉に拓磨の顔が真剣な表情に変わる



「..一人目の子は流産したけど一生、瑠奈の子供だから。それだけは言っておきたかった」



瑠奈は真っ直ぐ強い眼差しで、拓磨を見つめた










初めて瑠奈が命を授かったのは、わずか13才の時



初めての彼氏とは、小学校卒業とともに付き合い始めた


当時、瑠奈が中一で相手は違う中学の一つ上だった



まだ純粋だった頃



初体験は、全てその人に捧げた


それからしばらくして、妊娠が発覚




まだ若すぎる―



堕ろしてくれ―




当然の言葉だと思う人もいるかもしれない



でも瑠奈は許せなかった



快楽のために行為をして、それがゆえに宿った命を簡単に殺せという彼が..



それが原因で、彼氏とは一方的に別れた




一人でも絶対に産むことを決めた―




なのに、突然の流産..





守るべきものを失った瑠奈は、変わってしまった..