君を想う【実話】

その日の夜は、瑠奈の帰省パーティーが行われた


といっても、カラオケで朝まで飲み会のお決まりコース


静達や竜達に、他中の友達まできてくれた



楽しいはずなのに、心から楽しめない



「自分だけで考えるな。何回も傷つけたと思うなら、今の智也くんの気持ちくらいわかんじゃねぇの?」



竜に言われた言葉が頭の中を木霊する




瑠奈はどうしようもない人間だ..




自分の手で、智也を苦しめ続けてる




智也が好きだとわかって、海斗に別れを告げたのに




海斗がいなくなって、また同じことを繰り返してる





智也は今、どうしているんだろう..





そんな中、トイレから戻ってきた静の様子が何かおかしい


「どうしたの?」


気になり、声をかける


「ん?なんでもないよ」


瑠奈と目を合わせようとしない



どんだけ一緒にいると思ってるんだろう..



「嘘つくと目をあわせらんないとこ、昔から変わってない」


瑠奈の言葉にギクリと肩を動かして、諦めたように小さく溜め息をついた



「下の階に..智也くん達がいる」



瑠奈の心臓が大きな音をたてるのがわかった―