君を想う【実話】



「話なんだった?」


「進路だよ..」


瑠奈は溜め息をつく


みんなバラバラだが、行きたい高校は決まっているみたいだった


静と瑠奈だけは一緒だけど..


「瑠奈、話あんだけど..屋上いかね?」


顔をあげると、竜の姿


「うん?..ちょっといってくんね」


静達にそう言って、竜と屋上へ向かった



久々の屋上で二人とも煙草に火をつける


「..だいぶ久しぶりだな」


竜は嬉しそうに微笑む


「うん..みんなに心配かけちゃったね」


瑠奈は空を見上げ、煙をはいた



「余計なことかもしんねぇけど..智也くんに連絡してやれよ」



その言葉に瑠奈の視線が竜と重なる


「かなり、心配してるみたいだぞ..」


誰から聞いたのか、竜は切な気な表情を浮かべた


「うん..でも、今はまだできない..」


もう少し、気持ちの整理がつくまでは..



「..今でも、好きなんだろ?」



竜の言葉に、瑠奈はゆっくりと頷いた





好き―..





言葉にすれば、この気持ちは止まらなくなってしまうから..