君を想う【実話】

式が終わり教室に戻ると、みんなで集まり久しぶりの話に華が咲く



誰も空白の時間に触れてこなかった



いつか話せる日がくるまで、待っててね..



瑠奈はそう心で呟いた



「佐々木、ちょっとこい」


廊下から遠慮がちに聞こえる担任の声


「なんだよ..」


「進路のことじゃん?」


瑠奈は渋々担任の後に続き、指導室に入った



「早速、本題なんだが..進路はどうするんだ?」


担任の横には、学年担当の教員も座っている


「×高校いきたい」


もう、瑠奈の進路は決まっている


瑠奈が進学するとは思っていなかったのか、二人は唖然としていた


「そうか..正直、偏差値は相当低い。だから佐々木でも勉強すれば大丈夫だろう」


その言葉に少しカチンときたが、黙って頷く


「でもな?出席日数より、欠席日数のほうが多い。出席は全部、遅刻か早退だしな。これは、致命的だ」


他人に言われて初めて、自分の素行の悪さを実感する


「私達もできる限りの協力はしたいが..佐々木の頑張りも相当必要だぞ?」


「..わかった。頑張る」


素直な態度の瑠奈に担任も笑みを浮かべた


話は終わり、教室に戻る