その夜、初めて二人は結ばれた


「..ぁ..もっと..ぁあ..っ!」


瑠奈の甘い声に海斗の吐息がかぶさる


「..愛してるよ」


何度も愛を囁く海斗


瑠奈は唇で答える


「もぅもたねぇよ..」


「..ぁ..瑠奈も....っ」


瑠奈の中で海斗が激しさを増す


二人は果てた


瑠奈はベッドに倒れこむ


「こっちおいで」


海斗に抱き寄せられ、顔を埋める


「だいじにするから、ずっと俺のそばにいてな」


「うんっ」


絡み合う二人の手には、真新しいペアリング



瑠奈の15才の誕生日が、二人の始まりとなった










ねぇ、海斗










あなたは










幸せでしたか?―











今となっては、聞くこともできないけど..











私は、あなたに出会って










もう一度、人生に希望をもつことができたよ..